音響機器の電源の入れ方。音響機器を守るために。
どうも、龍也です。
バンドマンにとっては常識だけど、なんでこうなってるのってことありますよね?
例えば。
なんでアンプの出力0にしなきゃ抜いちゃいけないの?「バーン」って鳴って壊れるのはわかるけど、仕組みがわからない。とか。
仮に「アンプの出力0にしなきゃ抜いちゃいけない」ってことを知らなかったら大変ですよね。
今回はそんな疑問に答えていこうと思います。
なぜ順番通りに電源を入れる必要があるのか。
音響機材の電源を入れる順番を間違えると、スピーカーやアンプに過大なノイズが入り機材が壊れてしまいます。(飛んでしまう)
機材は電気を使って動いています。
電源を入れる順番を間違えると、電源を入れた時に大きな電気が一気に機材に流れ込み、(突入電流、インラッシュ電流)「バチ」や「バーン」といった大きなノイズが鳴り、最悪機材が壊れてしまいます。
そうならないためにも、機材の電源を入れる順番はとても大事なのです。
電源を入れる順番・切る順番
音響機器の電源を入れる順番
それではどの順番で電源を入れていくべきだと思いますか?
答えは
スピーカーとは逆側から電源を入れていく。
電源が切れた状態であれば、突入電流が起きても機材に負担がかからないからです。
PAの現場で例を挙げると
1:マイク
2:PA卓
3:アンプ
4:スピーカー
基本的にはこの順番で電源を入れますが、PA卓のマイクやギターのインプットがミュートもしくはフェーダーが∞の場合は、それ以前の位置にあるものを付け替えることが可能です。
例:
PA卓のマイクやギターのインプットがミュートもしくはフェーダーが∞であれば、マイクやギターの抜き差しができる。
音響機器の電源を切る順番
電源を切る順番は入れる順番と逆の順序になります。
1:スピーカー
2:アンプ
3:PA卓
4:マイク
しかしこれも電源を入れる時と同じで、マイクやギターのインプットがミュートもしくはフェーダーが∞であれば先にマイクを抜いても大丈夫です。
まとめ
・電源を入れる順序を守ることは機材を守ることである。
・電源を入れる順番はスピーカーから逆側から。切る順番はスピーカー側から。
・電気信号の流れを遮断することで、入力装置をある程度自由に付け替えることができる。
バンドマンはここまで気にする必要はないですが、
・アンプ・PA卓のフェーダーを 0 or ∞ にする前にマイクやギターを抜かない。
・ライブ会場ではPAさんの指示があるまで楽器のケーブルを抜かない。
この2つを徹底していれば、スタジオの店員さんや、ライブ会場のPAさんに怒られることはないでしょう。
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